- (1)
- 使用量に合わせて秤量し、使いきること。
- (2)
- 播種又は移植に当り、暖地では3〜7日間前、寒地では7〜10日前に施用して土とよく混ぜること。
- (3)
- 使用の際は、窒素過多にならぬよう、窒素肥料全体としての使用量に注意すること。
- (4)
- 雑草防除の時は、田畑共耕起の前に施用し、耕起しない田では刈りあとに施用すること。
- (5)
- 使用する時、他の作物にかからないように、注意すること。
- (6)
- ノビエ種子の休眠覚醒に使用する場合は、下記の注意を守ること。
①稲刈取後落下ノビエ種子が乾燥前(土壌湿潤状態中)に石灰窒素を散布すること。
②石灰窒素の主成分シアナミドが溶解し、ノビエ種子に吸収でき得る水分を保有する圃場であること。(稲刈取後の地下水位10〜20㎝地帯)
③石灰窒素によって処理されたノビエ種子が覚醒発芽し得る温度(平均温度15℃以上)を15日以上保てる気温の地帯であること。
④4〜5年連用することによって効果を確保する。
- (7)
- 水稲のザリガニ、スクミリンゴガイ防除用途に使用する場合、湛水状態で均一に散布し、散布後少なくとも7日間はそのまま湛水状態を保ち、落水、かけ流しはしないこと。
- (8)
- 桑に使用する場合は、本剤を所定量の温湯に加え十分に撹拌し溶解させた後、その上澄み液を株又は枝条の基部に十分散布すること。
桑に使用した当日は蚕に桑葉を給餌しないこと。
- (9)
- 誤飲、誤食などのないように注意すること。
謝って飲み込んだ場合には、直ちに医師の手当を受けさせること。
本剤使用中に身体に異常を感じた場合には直ちに医師の手当を受けること。
- (10)
- 本剤は眼に対して強い刺激性があるので、眼に入らないよう注意すること。
眼に入った場合には直ちに十分に水洗し、眼科医の手当を受けること。
- (11)
- 本剤は皮膚に対して刺激性があるので皮膚に付着しないよう注意すること。
付着した場合には直ちに石けんでよく洗い落とすこと。
- (12)
- 散布液調製時及び散布の際は保護眼鏡、防護マスク、不浸透性手袋、ゴム長靴、不浸透性防除衣などを着用すること。
作業後は直ちに身体を洗い流し、洗眼・うがいをするとともに衣服を交換すること。
- (13)
- 作業時に着用していた衣服等は他のものとは分けて洗濯すること。
- (14)
- かぶれやすい体質の人は作業に従事しないようにし、施用した作物等との接触を避けること。
- (15)
- 夏期高温時の使用は避けること。
- (16)
- 散布後24時間以内は飲酒しないこと。
- (17)
- 水産動植物(魚類)に影響を及ぼすので、養魚田では使用しないこと。
- (18)
- 水産動植物(甲殻類・藻類)に影響を及ぼすので、河川・養殖地に飛散、流入しないよう注意して使用すること。
- (19)
- 散布後は河川・養殖地に流入しないよう水管理に注意すること。
- (20)
- 吸湿性があるので乾燥した場所に密封して保管すること。