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適用作物

石灰窒素の適用作物及び使用例

水稲

石灰窒素は米の品質と収量を増加させます。

  • 長い窒素効果を維持します。
  • 早い時期の施肥でも窒素の損失が少ないです。
  • 稲の菌類病原体の発生を軽減します。
  • 水田の害虫を軽減します。
  • 強固で健全な稲を作ります。
  • 土壌を肥沃に改善します。
  • 水稲の直播栽培では、鳥の種類によっては臭いにより寄せつけません。
  • 稲刈り取り後の稲藁の腐熟促進効果があります。
麦類
  • 石灰窒素は作物の健全な生育と綺麗な麦の収穫を保証します。
  • 長期に緩効的に窒素を供給するので、非生産的な大きさの生育を防止します。それは多量の子実及び短い茎の健全な麦蕎を作ります。
  • 麦刈り取り後の麦幹の腐熟促進効果があります。

冬播き麦

施 肥 時 期 施 肥 料(kg/10アール) 備 考
播種前施肥 10 ~ 20 待機期間(8 ~ 12日間)は不必要
播種後施肥 15 ~ 30 麦類は本葉3 ~ 4葉期迄、ライ麦は本葉4 ~ 6葉期迄。
夜間に霜の降りる恐れがない時に施肥する。
春の追肥
(野菜の根付が始まる頃)
20 ~ 30 作物の生育が充分であること。

夏播き麦

施 肥 時 期 施 肥 料(kg/10アール) 備 考
播種前施肥 20 ~ 30 完全実施:待機期間(8 ~ 12日間)は不必要
播種後施肥 30 雑草が急に生長し始めた時に施肥

ビール麦

施 肥 時 期 施 肥 料(kg/10アール) 備 考
播種前施肥 20 ~ 30 完全実施:待機期間(8~12日間)は不必要
発芽直後 20 ~ 30  
トウモロコシ
  • 石灰窒素はトウモロコシ栽培を成功させます。
  • 高比率の石灰は土壌の固化を防止します。
  • 長期にわたり窒素成分を絶え間なく供給します。
  • 土壌中のリン酸成分の効力を改善します。

施肥例

施肥時期 施肥量(kg/10 アール) 備考
植溝施肥 15kg又は1:1の割合で
他の元肥と混合
酸化の危険性があるので、
石灰窒素は植溝5cm以下に施肥する。
播種前施肥 30 ~ 40 地表面に施肥し土壌と混和し、4 ~ 10日後に播種する。
播種直後発芽前施肥 30 ~ 40 湿った土壌で播種直後又は発芽前に施肥する。
ダイズ

石灰窒素の施肥はダイズの品質及び収量を改善します。

  • 長い窒素質効果でダイズの開花過ぎまで効果を持続します。
  • 土壌中の有機体窒素のアンモニア化を促進します。
  • 土壌を矯正して根粒菌の増殖を促進します。

使用例

施肥時期 施肥量(kg/10アール) 備考
播種7 ~ 14日前の施肥 10 ~ 40 前作及び土壌の肥沃度を考慮して施肥量を決める。
石灰窒素の施肥時に有機物と併用すると尚効果が高くなります。
塊茎類

塊茎類(ジャガイモ、サツマイモ、やまといも)

  • 窒素の浸出が容易でない軽しょう土において石灰窒素は浸出を確実にします。
  • ネコブセンチュウを軽減します。
  • 雑草被害を初期段階で軽減します。
  • 高石灰成分は土壌表面を浄化し、通気性を良くします。

使用例

施肥時期 施肥量(kg/10アール) 備考
根付け前施肥(早期) 30 ~ 50 ビニール被覆をする場合は、施肥直後に行なう。
根付け ~ 萌芽前(中 ~ 晩期) 30 ~ 50 湿った土壌表面に根付け直前又は地ならし後に施肥する。
ナタネ
  • 石灰窒素はナタネ栽培に使用できます。
  • 高水準のカルシウムは土壌構造の改善と小植物の生育を保護します。
  • 定期的な窒素の供給と調和で秋にナタネが大きく成らないように回避します。

冬播きナタネ

施肥時期 施肥料(kg/10アール) 備考
播種前施肥 20 ~ 25 浅めの施肥で土壌に有効。
待機期間(8 ~ 12日間)は不必要。
10月末までの追肥 20 ~ 25 追肥は少なくとも作物の本葉4葉期まで。
夜間に霜の降りる恐れが無く、作物が乾燥した状態の時に施肥する。
春の追肥 20 ~ 40 確実に根付きして成長している作物。
夜間に霜の降りる恐れが無く、作物が乾燥した状態の時に施肥する。

夏播きナタネ

施肥時期 施肥料(kg/10アール) 備考
播種前施肥 20 ~ 40 待機期間(8 ~ 12日間)を準拠すること。
追肥 20 ~ 30 追肥は作物の本葉6葉期から。
作物が乾燥した状態で土壌が湿った状態の時に施肥する。